aoibananaのブログ

2児かーさんの徒然ブログ。第二子妊娠中に切迫早産となり管理入院→出産→絶賛育児休業中。育児、旅行、美味しいごはんなどを忘備録としてぼちぼちと。

☆産後2日目 お向かいのキラキラ産婦

2日目くらいになると円座クッションなしでも割と歩ける。やはり産後の回復は良い。無痛分娩サマサマだ。

 

それでも同じ体勢での頻回授乳で腕腰パンパン、睡眠不足。2時間続けて眠れればいいほう。

髪の毛ぼさぼさ。当然スッピン。

なんのこっちゃ。周りの産婦さん似たようなものだった。

 

2日目の朝

新生児は朝の検診があるので、新生児室へ連れて行く。セキュリティを2回通って「お願いしまーす」

 

さて今日の朝食何かなぁ〜なんて思いながらひとりエレベーターへ。

 

すると小柄!小顔!美人!!なキラキラ産婦さんが同じエレベーターに。

モデルさんだった。

同じ時期に出産して産後間もないのにこんなにキラキラしてるとはねぇ。

人様に見られることを生業にしているって大変だなぁ〜なんて思いながら感化もされずに

5月に 一足早く冷やし中華を食べれて

夏の先取りに満足、満足なのでした。

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☆産後1日目 婦長さんのはからい

今回、経産婦は講習のほとんどを割愛してくれた。 なので初産婦の時の入院生活とまっったく違う快適な入院生活だった。

なんなら延泊したいくらい(笑)

 

というのも産後翌朝の回診後に

婦長さん登場。

 

「青いバナナさんはこちらでのお産は2回目ですので特別室へご案内させていただきます。

そして通常1回のアロマボディとフットマッサージをもう1回ずつ施術サービスさせていただきますね」

 

なんと粋なはからいっ!!!

 

管理入院から始まったながーーーい入院生活に

こんな有終の美があったなんて( ;∀;)

 

そんなわけでバルコニー付きのお部屋へお引越し。

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バルコニーから1ヶ月半管理入院していた大学病院がよく見える。。。(笑)

 

お産当日 子宮口 全開〜出産!!

 

■12時半

おかわりの点滴をもらってぼーーっとして過ごす。

10分置きくらいに腰にうっすら痛みがきた。生理痛のような痛みだ。あぁこの感じ懐かしい。
寝返りをうつのが億劫になってきた。

先生がやってきて

『どうですか?陣痛きてるのわかる?』と聞かれた。

『なんだか張るようになってきました』

というと、先生が麻酔の量を増やしてくれた。ひんやりしたものが腰に入っていく感覚はある。

その後痛みは感じず。

定期的に何センチ開いているか指を入れるが、痛みは感じず不思議な感覚だった。

更に寝返りをうつのにも腰から下が痺れてなかなか力が入らなくなって億劫に。


再び吐き気の襲来。

火照ってだるい。気持ち悪し。


私 「先生呼んで。麻酔追加してもらう」
夫「痛いの?」
私「なんか下に向かって張ってきた感じ。。。
無痛分娩で痛いの我慢する必要ないし。」
夫「そらそうだ」

そう。そういうこと。

ここで普通分娩なら痛みを堪えるしか術はないのだが、ここで陣痛の痛みを堪えていたら
無痛にした意味がないのだ。
ここから無痛分娩の本領発揮。

同じ産院で無痛分娩でお産をした先輩ママからのアドバイスを思い出す。

「ちょっとでも痛みを感じたら我慢しないで
痛いですと言ったもん勝ちよ!!」

 

すぐ呼ぶんだ。そのためにナースコールは傍にある。

■13時すぎ、子宮口全開。

麻酔と点滴を追加してもらうつもりで先生を呼んだ。先生が子宮口を確認。

『全開です。』

はい??さっきまで5センチだったのに全開?!

ということはもう産まれるの?

なんと急展開。

ここからの流れはジェットコースター。

分娩の足置きがセットされ、下にビニールシート設置完了。

呼吸法を介助する看護師さん、婦長さんもゴム手袋をして登場。

 

陣痛間隔装置をみながら

『もう少ししたらまた陣痛きまーす。そしたらお腹に力入れていきんでね』と先生。

 

意識もしっかりしている。

気力はあるものの麻酔で痺れた私の下半身、

いきんでもうまく力が入らない。

 

助産師さんが『呼吸は上手。ただタイミングが合ってないからいきむ時間を少しでも長く。出し切る感じで。』と言われる。

 

つまりぜんぜんいきめてないってことだ!!!

 

助産師さんがとりあえず褒めちぎって奮起させようとしてくれてるのがこの状況でもわかる。

 

出来の悪い子を懸命に応援する母に見えた( ;∀;)

 

 

どうやらレバーを握る場所が遠かったらしい。

しっかり掴んで陣痛が来るタイミングで教えてもらい3回くらいいきんだところで

 

「もう頭出てますよ、触ってみますか?」と

お股に手をいれ、半分出てきたわが子の頭を触る。

髪の毛に触れる。ふ、不思議っっ(°▽°)

 

これも無痛分娩故に 出来たことだろう。

普通分娩だったら陣痛Maxの状況で

我が子の頭を触っている余裕など無い。

 

え、えええええ?もういるの?出てるの?ってくらい実感なし。
何か大きいのが挟まっていて、降りてくる感覚がわかる。


で、『もういきまなくていいですよ〜

ふ〜っと力抜いて〜〜』と言われ、

すっっぽん!!!

すっきりした感じがした。

 

■13時29分 我が子 誕生。


無理に産むこともなかったので会陰も裂けなかった。少し会陰を切ったらしいが全く感覚なし。

自然分娩を体験したからこそ、この無痛分娩のよさがわかる。。。

 

その後、ケンシロウは体重測定のため別室へ。

 

手形足型をとってもらっている様子を正面のモニターで眺める。

先生が切開したところを溶ける糸で縫合。

こちらも感覚なし。

 

本来ならば、産んで2時間はLDRで安静にするところだがその日は立て続けにお産ラッシュだったようで1時間安静にしたところで

お隣の陣痛室で苦しむ妊婦さんとタッチ交代。

 

下半身はまだ痺れていたので車椅子で移動。

 

陣痛室で1時間横になって病室に戻る際には

もう痺れも取れていた。

痛みを伴わないだけで身体へのダメージがこんなにも違うとは驚いた。

 

部屋に戻って1時間ほど爆睡。

その後18時のお夕飯はペロリと完食。

麻酔が残って食べられない人もいるらしいが

その心配は無用だった。

 

その後、意を決してお小水に立ち上がったら

クラクラ。。。

立ちくらみがしてお手洗いでは大出血。

 

絨毯にポトポト。床にポトポト。

自分の出血量に焦って

夕飯を買いに外に出た夫に咄嗟に電話をしてしまったが、ここは病院。

困った時のナースコールですよ。

そんなことまで頭が回らず戻ってきた夫が血まみれの床をみてナースコール。

看護師さんに対処してもらい再び横になる。

 

今晩あたりから後陣痛もやってくるのか。。。と経産婦の先輩方の体験談を思い出してはビビり念のため痛み止めのお薬をもらって就寝。

 

 

お産当日 角膜外麻酔カテーテル投与〜人口破水〜

■9時に麻酔医の先生到着。

腰をくるっと丸めて注射を打つ。
その前に冷たい消毒布で刺激をされているので
ちくっとする程度の痛み。
その後カテーテルを入れていったが違和感なし。
それよりは先ほど
腕の血管に太い点滴針を入れた方が痛い。
 
腰のカテーテルから麻酔が少量投与される。
冷たい液体がつつーっと流れていくのがわかる。
しばらくすると麻酔の効き具合を確認するために
先生登場。
 
冷蔵庫からよく冷えた小さいボトルを取り出し
腰、太もも、と肌にあてて感覚があるかを確認される。
太ももあたりから下は冷たいという感覚なし。
つま先は動くが、腰から太ももが痺れたような感覚。
 
お小水も看護師さんが定期的に管を通して取ってくれている。
ぐいぐい膀胱あたりを押しているがこちらも全く感覚なし。
 
 
■10時 人口破水
先生が子宮口をぐりぐり。
まだ5センチ。
ここで破水させたらしい。
先ほど吐き気をもよおした際の水分補給の点滴1本が空っぽになり、点滴アラームが鳴る。
またしても吐き気がじわじわ押し寄せる。
 
助産師さんにおかわりくださいとお願いして
水分補給追加。
 
おいおい、私。
ラーメン屋でお水のおかわりもらうのと
状況が違うだろう。と今更ながら思う。
 
■10時半頃 夫到着。
 
水分補給のおかわりを待っているところに夫登場。
無痛分娩のはずなのに分娩台でグロッキーである現状はすでにLINEで報告済み。
ときおりスマホチェックをする余裕がまだあり。
さすが無痛分娩。
 
夫、まずはLDRの中をぐるり。
陣痛監査装置で陣痛間隔の確認、赤ちゃんの心拍確認。3年前上の息子のときの立会い分娩からのウォーミングアップに余念がない。
 
部屋のBGMが切れると落ち着かないらしい。
加えて正面の液晶ビジョンに投影するDVDがないことが本人的に非常にモヤモヤするらしく
 
夫「自宅にある嵐のDVD持ってこようか?!」
私「引き返してるうちに生まれるかもしれなきから持ってこなくていいよ〜」
 
しばらくして、
夫「。。。やっぱりDVDとってこようか??!!」
私「いや。大丈夫。」
このやりとり何度か繰り返した。
 
落ち着かない夫が到着して
分娩に挑むメンバーは揃った(笑)
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☆出産当日 陣痛促進剤スタート

間が空いてしまったがぼちぼち忘備録。
さて出産当日。
 

■8時にLDR

懐かしきかな。この風景。↓(画像下段)
そうそう。イルカが泳いでいるのを眺めていたんだったなぁ。ヒーリング音楽が流れ、アロマも炊かれている。な〜んてまだ3年前を懐かしく思いだす余裕あり。
 
■陣痛促進剤の点滴開始
点滴のテンちゃんと久々再会。
次に会うのは出産の時だと覚悟していたが
切迫早産の張り止めとお産の陣痛促進剤とじゃ正反対。
点滴のテンちゃんとのお付き合い最後にして 
今まで使い古した血管に過去最高にず太い針。 
 
助産師さん
「右も左(血管の太さ)もどっちもどっちだねー」と言われてしまうがどうにか一発で入った。
ふぅーーーε-(´∀`; )
 
そして点滴開始後まもなく。。。
『吐き気』がこみ上げるようにやってきた。
 例えるならば、車酔い。
「あれ。気持ち悪い。酔ったかも。」
とじわじわくるやつだ。
 
前日の夕飯以降 絶食、
もちろん朝食も水分補給すらも摂らないまま
朝一番から 陣痛促進剤を投与。
 
もともと低血圧体質、
朝食を摂らずに動こうものなら
貧血になったりしていたので
吐き気をもよおすのも無理はない。
 
助産師さん曰く、
点滴をするときは仰向けになるため
長らく鼠径部が圧迫されることと加えて
点滴針をさす緊迫感で一気に顔色蒼白。
 
唯一飲んでいいと渡された
経口補水液をひとくち飲んで横向きになる。
助産師さんが先生に許可を取り、
水分補給の点滴を追加で投与。
視界がスッキリして幾分落ち着いた。
 
いやはや。しょっぱなから グロッキーである。
 
いろいろと過去問(ブログなど)も読みあさりイメトレを重ねてきたが、
副作用で吐き気ってのは見落としていた。。
 
試験開始早々、ヤマはっていたところが出題されずに焦るあの感覚。。。T_T
 
無痛分娩の伏兵ここにいたか。。。
 
長くなるので次回へつづく。
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☆出産当日の朝 37w0d

5時前にはそわそわと目覚めてしまった。
助産師さんから昨日聞いた
お産の流れをイメトレする。 
試験前、暗記ノートを見返す最後の追い込み。
まさにあの感覚だ。

・8時   陣痛促進剤の点滴開始 
・9時   腰にカテーテル注射
・10時 人工破水  ※人工破水させたほうがお産が進みやすいのだそうだ。
確かに以前も破水しないまま陣痛がきたので
お産の途中で破水させられ、分娩台でだらーっと生温いのが流れてくるのを感じたんだったなぁ。。。

そのあとは子宮口全開になるのを待つ。
ここから先はケンシロウ次第。

助産師さん曰く 夕方までに産まれることが多いとのこと。しかし全く子宮口が開かないまま夕方をむかえてしまうとここでいったん促進剤はストップ。
また明日改めて仕切り直すことも往々にしてある。 
先生不在の夜に陣痛がきちゃうかもしれない不安も
拭いきれないのだ。

お腹のケンシロウに今日起こりうることを話しかける。

『今日 そちらの解体工事が始まります。
ケンシロウが頑張ってきてくれるのをお母さんしっかり見てるからねー!』と。

助産師さんも先生も
私の場合は経産婦の上、前回のお産も陣痛から3時間ほどで産まれた経験からして
「割と早く進むと思いますよ」と言ってくれていた。

本日ケンシロウとご対面できると信じて
LDRへ向かう身支度を済ませた。
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☆前泊入院へ 36w6d

世間ではゴールデンウィークが終わり
通常通りの日常へ戻っていった。

私もこの母子一体の妊婦生活に終わりを告げる日がやってきた。
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お天気予報は雨マークが続いている。
荷物をまとめてタクシーに乗り込む。
ちょうど小雨が降り始めてきたところだった。

低気圧の影響でお腹が張っているのか
もういよいよケンシロウが動くスペースもなく張っているのかどちらかともわからないが、
そんな心配もご無用。数分で産院へ到着。

もうここで陣痛がきても
あとは三蔵法師先生の手に委ねるだけだ。

時刻は14時。
いつも通っていた産科ではなくひとつ上の病棟へ。
入院手続きを済ませ、部屋に案内される。
あいにくのお天気だが窓際をゲット。

つい先日まで都心の高層ビルを眺めてきたが
今日からの眺めは
綺麗に手入れが行き届いたこちらのお庭。
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助産師さんに呼ばれ、人生初の浣腸をうける。
浣腸は痛くなかったがその後トイレに連れてこられて、
「2分我慢してください、我慢できなかったらそのときはどうぞ」と説明される。

えーーーいまから2分???
先に言ってよーーー(;´Д`A
2分間、気を紛らわす手段考えたのになぁT_T

咄嗟に出てきたのは 自宅の住所番地をループ再生するくらいのことしかなかったため
何回か唱えて、おそらく2分ももたなかった。
ちーん。準備不足。やむなし。
浣腸、即効性ありすぎネ。。。( ̄▽ ̄)

そのあと三蔵法師先生の前日診察を受ける。
子宮口は相変わらず3センチ。

『今日はもうやることありませんのでお部屋でゆっくりおやすみください』と言われる。

※子宮口が開いていない場合は前日処置として
ラミナリアという海藻でできた棒状の器具を子宮口に入れて開かせる処置を行うらしい。 
私の場合は既に3センチ開いているためその処置はなし。

その後シャワーを浴び、産院の楽しみでもあった夕食を堪能した。
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久しぶりの一人の夜は
お腹のケンシロウ(あくまでも仮称なので笑)の名前の最終候補をメモ帳に書いてみたり
産後手続き書類の整理をしてみたり。
同じ産院で出産した人のブログを読み返してみたり。

まるで試験前夜。
テキストの復習をする受験生の気分である。

「あら?この過去問題やってなかった。」とか前日になってせわしないあの感覚と近いのである。
そしてお茶をぐいっと飲んで22時からの絶食に入った。

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