aoibananaのブログ

2児かーさんの徒然ブログ。第二子妊娠中に切迫早産となり管理入院→出産→絶賛育児休業中。育児、旅行、美味しいごはんなどを忘備録としてぼちぼちと。

★入院生活26日目 地雷を撒き散らすお喋り看護師33w6d

ハイリスク妊婦さんと同室になった日。
夜勤はポカホンタス似の看護師さん登場。

まずは二つ隣のベットの妊婦さんに、
「○○さん!今日で34週! おめでとうございます!
もう肺も完成してここからはぐーんとリスクも下がり
自発呼吸ができる子が大半なので
NICUに入る赤ちゃんも少ないですよ。」と励ます。

お次はお隣の妊婦さんに

「いつ出血するか不安ですよね。
でももう35週だから今帝王切開したとしても
もう赤ちゃんの体温調節機能は出来上がってるから
大丈夫!医療現場にいると25.26週とか
もっともっと小さな赤ちゃんを診てるけど
もう安心です」と励ます。

そして私のところに来た時は

「明日で念願の34週ですねー!
入院長かったから窓際に移れてよかったですねー!
やっぱり外の景色が見れるだけでも
気分が違いますよねー!!」と励ます(笑)

点滴テンちゃんを引き連れていたら
コンセントを抜くたびに音は鳴るし、
夜中の点滅と引き連れてあるく音で
トイレに行くのも無音というわけにいかず
逆に廊下側でもいいのかもしれないとも
思いはじめていたので、

窓際に移りたいと
1度も希望を申したことはないのだが、、、

「廊下側はどんより暗くて
気分まで暗くなってしまうわぁ。」
と私がまるで切望していたように
周りの窓際ではない妊婦さんには
聞こえてしまうのではないだろうか。。。(;^_^A

人の受け取り方は様々だ。

別の日、大久保さんが点滴抜針した。
退院までの入院生活中、上の子のために
手作り絵本の作成に励んでいた。

それをお喋り看護師と

「お子さん、喜んでくれるといいですね」
と和やかに話をしている。

別になんの嫌味もない
看護師と患者の普通の会話だ。

しかしそこは個室じゃない。
オブザーバーがいるというのが厄介なのだ。

かく言う私もオブザーバー。
利き手の血管が連日の点滴差し替えで腫れて
お箸を持つのも辛かった日だ。

自分の子どもが来週お誕生日を迎えるのに
Amazonで注文して
家族に持ってきてもらったお誕生日絵本のカードにすら
満足に字を書けない自分にガッカリした。

有り余る時間は草書の練習に励もうと
入院当初買ったテキスト。
草書は疎か、普段の字よりも汚い字しか書けない自分に自己嫌悪に陥りそうだった。

ここにいるとそういう落ち込みがちな日もある。

大久保さんはお子さんを想い、絵本を作っている。
誰に迷惑を掛けているわけでもない。

患者さんとの距離を縮めるように 
お喋り看護師が至る所でばら撒く地雷。

毎日色んな患者を相手にしていると
そんなことはいちいち気にしていられないのかもしれない。。。

一人一人抱えた状況は違うわけで
気にしないようにしよう。と思っていても
そうもポジティブに受け取れないのが
大部屋生活の一長一短なところだ。

きっと同室となったハイリスク妊婦さんは
まだ27週なのに、いつまた出血するかわからない。
お産のこと、お腹の子のこと、自身の身体のこと。
不安でいっぱいだろう。

私に退院の日が近づいてきても
せめて自分が地雷を落とさぬように。

この集団生活の空間では
自身の嬉しいことや誰かに話したいことは
この部屋の外で。そしてこちらのブログで。
忍びながら過ごしていこうと思うのだった。

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