aoibananaのブログ

2児かーさんの徒然ブログ。第二子妊娠中に切迫早産となり管理入院→出産→絶賛育児休業中。育児、旅行、美味しいごはんなどを忘備録としてぼちぼちと。

○自宅安静期間 寝たきりゴールデンウィーク36w1d〜36w5d

36週 臨月突入はゴールデンウィークど真ん中。
念願の自宅に帰ってくることができた。

これはお腹の中のケンシロウから
家族みんなでこの連休を過ごせるようにと
贈られたプレゼントのように思う。
神様、粋な計らいをありがとうT_T

臨月と言えど36週。
正産期は37週からとなるため
この1週間は自宅安静を命じられた。

窓を開けると心地よい風が入り、
バルコニーの鯉のぼりが気持ちよさそうに泳ぐのを横目に見る。暑からず寒からず。
我が家のベストシーズン到来だ。

良い気分に浸っていたがよくよく考えたら
我が家の対面に建つマンションの玄関から
私の姿が丸見えだ。

『見てごらん。向かいの家。
この連休中、ずーーーーーーっとお腹出して
窓際のソファに横になってるよね。あの人。
ほら、また今日も。』
と目撃されていたに違いない。

「切迫早産のため只今自宅安静中」
と顔面に貼り紙でもつけておけばよかったかな(笑)

この1週間、
ソファに人型ができるくらい横になっていた。
出かけたのは産院の定期健診に1度だけ。

安静生活を全うすることができたのだ。
これはサラッと言ってしまえばそれまでだが
本当に凄いこと。
家族みんなに支えられて36週5日の今がある。

栄養バランスを考えられたお野菜たっぷりの美味しいご飯を上げ膳据え膳で振舞ってもらえたこと。
お部屋をいつもピカピカにしてくれていたこと。
息子の寝ている間に仕事をしながら
日中は息子の体力消耗、お世話を担ってくれて息つく間もなく動いてくれていたこと。 

そして息子は私が安静に過ごせるようにと
お尻にクッション持ってきてくれて
「おかーさん、すわってなさい」
といつも気遣ってくれる優しい子に育っていたこと。
きっと優しいお兄ちゃんになるね。
そう確信した夜。

そして自宅安静最終日は母の日。
エネルギー溢れるお花をプレゼントしてもらって
いよいよ明日入院だ。
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○自宅安静期間 出産予定日決定へ36w4d

36週に入り健診は週1回となった。
ゴールデンウィークの中日ということもあり
産院は人でごった返している。

どのくらい待つかと受付の人に尋ねると
30分くらいかと言っていたが、
途中 先生がお産に入ったので結果2時間コースとなった。
 
ひとつ上の階では新しい命が誕生している。
陣痛がついてきて
さぞかし痛かろう時間を過ごしている妊婦さんが
先生の神の手(麻酔)を待っていると思うと
お先にどうぞどうぞの精神だ。
そう。字の如く「もう明日はわが身。」

三蔵法師先生が戻り、内診台へ。

36週4日で 3200gを超えていた。
先生も 『もう大きいですよね〜(笑)』と
お腹ぐりぐりしながら笑っちゃっている。

「子宮口も3センチ開いている。出口も柔らかいので、このままお産進めようと思えばできるね〜」とのこと。

上の子の出産では陣痛がついて
産院に着いたときに4センチ開いていて
3時間のスピード出産だったのだ。

もう3センチか。。。
むしろ今日このまま帰されて大丈夫なのか。。。
ヒヤヒヤしながら尋ねる。

「経産婦さんだと
このくらい開いていることあるんですよ〜。
でも陣痛が来ない限りは大丈夫。
破水や出血、ちょっとでも痛いと感じたら
すぐ来てください」と助産師さん。

そして37週0日となる
5/10 計画分娩決定。

前泊入院をするのが2日後。
予定日まではあと3日。

心配性の私、三蔵法師先生に尋ねる。

『前泊入院できた日に陣痛がきたら、36週6日なんですがどうなるんでしょう?』

『1日繰り上げて無痛でやりますよ』

※37週より前は促進剤を投与しないという一定のルールがあるらしい。

もうゴール目前。
自宅のトイレでいきんだついでに
墜落分娩となることだけはお腹のケンシロウのためにも避けたい。。
なんとしてでもこの週末2日間、いつものソファにへばりついてでも乗り越えよう。

待ち疲れた産院の帰り。
産後はおそらく控えたほうがよいであろう
乳脂肪分&糖分たっぷりのアイスクリームを
ものの数分でたいらげ 満足して帰宅の途についた。

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★入院生活40日目 vol.3 産院の三蔵法師先生

産院は12時予約。

この日は連休の中日。
待ち時間は長いと聞かされているが
最終受付12時までに受付カードを通さねばならない。

しかしお昼ご飯も食べておきたい。
悠長に食べている時間がないのは承知の助。

昨晩、外界40日ぶりの外食を
何にしようかと夜な夜な調べていた。
産院までの道中、テイクアウトで食べられる
もの。。。

やっぱり先日夢に出てきたアレだなと
目星をつけて
夫に病院からのマップを送っておいた。

見慣れた幹線道路の景色も新鮮だ。
助手席のリクライニングMAXで失礼する。 

目的のお店到着→11時40分
テイクアウト登場→11時45分

じゃじゃーーーん!!!
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ここでもしつこいくらいに
大好きな厚切りトマトにミートソース。
病院で登場しなかったハンバーグ!牛肉イエイ!
セットのポテトの塩分?最高!!
なんならケチャップもつけちゃう!!

40日ぶりのシャバで
モスが臍の緒からやってくるとは
お腹のケンシロウ
(あれだけ散々食べログ眺めて、モスにしたの?!)とお腹の中でツッこんだに違いない。

くぅーー。
唸ってる場合でもなくペロリと完食。

スイカっぱらの老婆、お腹の重さと満腹感で
ふーーふーー言いながら産院へ。

12時ぴったり到着。
連休の中日、言われた通り混んでいる。

それから こちらの産院のお呼び出しBGM
花のワルツを聴きながら
ひたすら待つこと1時間半。

長らく寝たきりだった妊婦は 
お行儀よくソファに座っていられず
担当医の診察室に近い
一番突き当たりのソファに
入院中ずっと一緒だったマイクッションに身を委ねて
まるで打ち上げられたトド状態で待つ。

片や、ヴァンサンカンやドマーニから飛び出してきたような小綺麗なご夫婦ばかりが
診察室に呼ばれて入っていく。

そうだ。ここはそういう場所だったのだ。
上の子を妊娠発覚した時に
「家から近くてご飯が美味しい産院」という
またもや食べログ感覚で見つけた私とは
ワケが違う雰囲気だったのを思い出す。

しかし今回この状況で
家から近いに越したことはない。
出産方法を選べることも
体力の落ちきった今の私の体にはとても助かる。
そしてご飯が美味しいならこの上ない。

正に2人目出産を控えて 
自分が選んだ産院の良さを改めて感じた。

そんなこんなで時間を潰しながら
トド妊婦の番が呼ばれて診察室へ。

早速腹部エコーを調べる。
推定体重2905g
35週6日にして相変わらずのビックボーイ。
成長曲線ギリギリてっぺんを推移した。

担当医曰く、
「寝たきりだと3割ほど大きくなるからね。
でもおへそがあるってことは子宮にまだ余裕があるね」と笑っていた。
まだ大きくなるスペースあるのかい。( ̄▽ ̄)

そして内診。子宮口をグリグリ。

担当医「もう柔らかいし、いまお産にしましょうって言ってもできる状態」と言う。

えぇぇそんな状態Σ(゚д゚lll)?!

ケンシロウが 『あら。そろそろ呼んだ?』
とうっかり勘違いして出てきちゃいそうなので
あまり刺激しないでいただきたい(笑)

で、ここからがトドから担当医への質問攻め。

私『正産期までもちますか?』
担当医『破水さえしなければ連休中は大丈夫でしょう。』

私『この張り止めのお薬は1日4錠までの内服で処方されてるんですけど。
もっと張ってきちゃったら。。。』

担当医『もっと飲んでいいですよ。
次の診察(4日後)までお薬が保たなければ
追加で出します。1日最大12錠まで飲んでいいです。』

私『えっ????12錠?!そんなに?
入院中1錠追加で飲むことすら
厳しく管理されてたのに?!』

更に確信をつく。

私『明日から36週入るのですが、
次の診察(連休明け4日後)までに陣痛がきちゃった場合は紹介状もないので大学病院に向かわないとダメでしょうか。。』

担当医『36週からはここで産めます。
それまでに破水したり陣痛が来たら
普通にこちらにきてください。
紹介状なくても 内診したので問題ないです。』

パンパカパーン!!
*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*


なんと。。。。
私の不安をこの数分で拭い去ってくれた先生。
愛想はないけどハッキリした物言い。
好感度うなぎのぼりだ。

こうして、近いのに遠かった産院の門は再び開かれた。

先生に後光が差しているかのように眩しい。
あぁ三蔵法師か。実際ちょっと似ている。

次回4日後の健診で具体的な予定日を決める。
ここまできたら持ちこたえてやりますとも。


★入院生活40日目 vol.2 産婦人科へ直行 35w6d

話は1週間前の診察に遡る。
大学病院 NO.2漢方先生が私にこう言った。

「退院診察した同じ日にこの病院の外来受診は
できない決まりになってるんだよねー。
だから連休明け(4日後)に再度外来を受診して
紹介状を持って行ってもらう感じになります。
もしそれまでに陣痛来たらこっち(大学病院)にきてね」と。

このゴールデンウィークの連休中に、
自宅近くの産院で産める週数(36週)
に入るのにも関わらず、
国民の休日問題で
4日間も宙ぶらりん妊婦になるのか。。。

退院して外来にかからないとダメだという決まり、
一緒に話を聞いていた担当看護師さんも
あれ?いつからそうなったの?
って顔をしたのを私は見逃さなかった。

そして「あ??そうなんですか」
と看護師さんも言っている。

ここで患者が医師にごねたところで
時間の無駄だと悟り、
「はい。わかりました。」と言い
診察は一旦終了。

私の言う「はい。わかりました。」は、
漢方先生の言わんとする大病院の『決まり』は
理解できました。。。という返答だ。

このハラハラ感と共に過ごすゴールデンウィーク
私にとっては何がゴールデンかと。
そういう話だ。

なので私は分娩希望していた産院の担当医に
セカンドオピニオンをとる形となった。
 
大学病院では 毎日 帝王切開から普通分娩まで
様々な出産が行われている。
私の退院にだけ 外来受診しなくても良し。と
普段と異なる対応をしていたら
これから先もそういう希望を
受け入れざるを得なくなるのだろう。
先生にとっては私はそのうちの1件。
しかし私にとっては
これが『我が子宮最後の任務遂行』かもしれないのだ。

近所の産院でお産となっても
十分に施設が対応できる週数まで
お腹のケンシロウも私も持ち堪えた。

もちろん入院した30週と2日では
その保証はできなかった。
大学病院に入院したことで
ここまでケンシロウを育ててくれたことは
まぎれも無い事実だ。とても感謝している。
しかしそれとこれとは別問題だ。

恩義があるからといって
お腹の子の出産は一度きり。
ここは産院で産みたいという
私の意志を通させていただく。

40日間の入院生活中、
大学病院にいればいるほどに
やはり産院で産みたいという目標が
明確なものとなった。
そんな想いを産院の助産師さんは

「一度退院するなら
とりあえず紹介状なくても
その足で来ちゃいます? 
担当医に一度診察して見てもらった方が
1日でも早くしたほうが安心ですよね。」と。

電話越しに状況を汲んでくださった。
なんと理解のある方だろう。
これぞ正にホスピタリティ。
 
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つづく

★入院生活40日目 退院しました 35w6d

遂に遂にこの日がやってきた。

昨晩は入院生活40日の総括で
たまには真面目な口ぶりで綴ってみたけれど、
やっぱりこの解放感は
いつもの調子で綴っていきたいと思う。

遠足前日のこどものように
ワクワクしてあまり寝れなかった。
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35日6日
入院生活40日。

カレンダーを見ては指折り数えた日。

40日間 開ける用もなかった 
長いロッカーを開ける。 

入院時のバッグには
母子手帳、時計、健診の前に立ち寄った
パン屋さんのレシートまででてきた。 
私のバッグは3/24から更新されていないのだ。

40日ぶりにコンタクトを入れる。
化粧もしてみる。
40日間密かな楽しみにしていた眉毛の成長ぶりは
ほぼ自眉でイケる感じだ。

そうそう。
化粧すると私ってこんな感じの顔だった。
あら、なんだかお久しぶり!って
鏡越しに思わず手を振ってみた(笑)

持ってきてもらったワンピースを着て
妊婦健診を済ませて最後の診察を待つ。

毎日一喜一憂した経管長も本日2.1ミリ。
入院当初1.8ミリ、
あまり変わらないが極端に短くなってもいない。
ウテメリンのテンさんのおかげで
この週数まで持ちこたえた。灼熱感の賜物だ。

妊娠後期の私を見た人には
意外に思われるかもしれないが、
妊娠前から7.5キロ増。まだそんなもんなのだ。

考えられる理由としては
病院食、献立に難ありなこともあって
完食はできず。。。
筋肉量も極端に落ちて
体重も増えてないのだと推測する。
つまりヨボヨボ。

次の診察まで おまじないと言って
処方してもらったお薬をもち準備完了!
お迎えの夫登場。

長らくお世話になった看護師さん、先生、
そして同室の妊婦さんたちに挨拶を告げて
いつもはお見舞いに来てくれた
家族や友人を見送った
エレベーターに自らが乗り込む。

夫には退院の手続きを
先に済ませてもらっていた。
40日間の入院費用、どんなもんかというのは
気になるところだろう。
こちらは別途 自宅安静期間に
開示したいと思っている。

そしてついに外界にでる。
おっと。この日差し。
早くも夫イチオシのサングラスをかける
タイミング到来だ。

40日ぶりの仮釈放といったところか。
シャバの空気は清々しい。

「お務めご苦労さんです!!!」

そんな心境だ。
他に良い例えがないのか。。。と
考えてみたがやっぱり任侠モノのたとえが
しっくりくる。

しかしその清々しさを感じていたのも
つかの間。 

5月にノースリーブでサングラスの
見せかけだけ健康的な妊婦の鎧は
脆くも剝がれ落ち、
お腹にでっかいスイカを抱えた老婆の
リハビリに見えるだろう。
ヨボヨボ。ヨボヨボ。

そらそうだ。
この老婆は毎日エレベーターホールまで
約10m〜15m程度しか
二足歩行をしていなかった妊婦なのだ。

車が来てリクライニングを180度倒して
なだれ込む姿は

周りの人からしたら、
「陣痛が来てしまった臨月妊婦」と見えて
病院に引き戻されてもおかしくない姿だっただろう。

さて、このまま家路に向かうのかと
お思いだろうが実は違う。
分娩予定の産婦人科の外来へ直行だ。

その話は長くなりそうなので
後半へつづく。
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★入院生活39日目 退院前日の想い 35w5d

5月に入りました。
明日いよいよ退院です。
もう使わないであろう荷物をまとめて
ベッド周りは最低限の荷物だけになりました。
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数えてみると明日でちょうど40日。

明日は退院前最後の診察を受け
連休中はまだ36週なので早産扱い(37週から正産期)となるため、おまじないとして
張り止めのお薬を処方してもらい、
長期に渡る入院費の精算を済ませ
晴れて退院。。。という流れになります。

最後の診察で何事もありませんように。。。

今は部屋で心静かに過ごしています。

今回入院したことで
毎日お腹のケンシロウの心拍が聞けて、
毎週モニター越しに会えて
成長を感じながら過ごせました。

入院当初、モニターをつけるたび看護師さんに
「今日は赤ちゃんどっち向きにいます〜?」
と聞かれても

透けて見えてないから
よくわかんないんですけど。。と内心思いながら
「たぶん、こっちです。。。」と
あてずっぽうで答えていたのが
向き合う時間が積み重なり、
「今日は頭がこっちで、ココが背中、その下に足です」
と即座に答えられる不思議な力を身につけました(笑)

こんな時間が持てたことは
本当に幸せだったと思えます。
きっと忘れない40日になるでしょう。

そしてこの40日、
「せ」とググると1番に出てくる
「切迫早産」という4文字。
同じように入院生活を綴ったブログは
とても励みになりました。

どのブログでもよく見てきたこのセリフ。

『この辛い入院生活も、いつか必ず終わります』

産科病棟の妊婦には帰れる場所、
ゴールの日が必ずあるということ。

やっと私からこのセリフを
伝えられる日が来ました。

今こうしてる間にも、
確実に赤ちゃんに会える日は近づいています

大丈夫。大丈夫。
私にも訪れました。こんな日が。
でもまだお腹の中の子を
この世に送り出す日まであと少し。

来たるべき日まで
自宅で息子と夫と3人での生活を過ごし
4人目の家族を迎え入れる
時間を噛み締めたいと思います。
       
そして一旦、
切迫早産としての入院生活は終わりますが
出産するその日までこのブログは
気ままに綴っていけたらと思います(*^^*)
ひき続きよろしくお願いします。

まずは明日。
まだまだ油断できません(笑)

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★入院生活38日目 韓国代表キムさん 35w5d

私のいる管理入院部屋はいつの間にか
多国籍なシェアハウスと化していた。

完全なる管理入院者だけで
6人集められた部屋ではないので
産後の産婦さんの5日ほどの
ショートステイ用に空けられた真ん中2ベット以外は
管理入院が長い4人生活がしばらく続いていた。

我が家を日本代表とすると、
他3名の旦那さんは
それぞれ 韓国、ガーナ、ポルトガル代表。

ここでは私がアウェイではないが
ホームでもないことを感じさせられる。

いろいろな習慣が織り込まれ
それぞれのピッチでゴールに向けて
身体を作り上げているというところか。

土日の昼間になると各国の代表選手が
お見舞いにやってくる。

周りの人たちにはどうせわからんだろうと
日本のヒソヒソ文化など御構い無しに
祖国の言葉でせわしなく喋りつづける。

今回は韓国代表の話。
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土日は面会時間最長の8時間を
共に過ごしていくのが韓国代表
そんな情熱的な韓国代表は 
せっせと愛と物資を届ける。

真っ赤な薔薇の花束を持って登場して
サランヘヨ〜とKポップの歌を口ずさんだかと思えば
妊婦が好きなキティちゃんのクッション、スリッパ、コップなどの入院アイテムを揃えてあげて
可愛らしい乙女の部屋となっている。

昼間には無呼吸症候群の爺さま婆さまが
入院してるんじゃないかと疑うほどの
イビキのコンビネーションプレーを繰り出す。
お腹の赤ちゃんもこのハーモニーを
胎教として聞いているのかと思うとご苦労様だ。

そんな2人の会話の中で、

なんちゃらかんちゃらヨドバシカメラ。 
なんちゃらかんちゃらマツモトキヨシ
なんちゃらかんちゃら シンオオクボ。
 
この三大名称が頻繁に登場する。

イメージするに、
『あぁ、それはヨドバシカメラに行けば売ってるわ。
ついでにマツモトキヨシに寄ってきてほしい。それでもなければ新大久保で買えると思う。』

とかそんな感じだろうか。

食事どきになると 
韓国代表の旦那さんもお弁当を持ち込み
冷蔵庫にストックしているキムチとコチュジャンを取り出して一緒に食べている。

発酵食品のぷぅーーんとした匂いが
部屋中に広がる。
これがオムニの台所ってやつだろう。

朝に納豆が食べたいけど、
部屋中匂うからきっと迷惑だろうな
なーんて気にしていた私、
如何にも日本人。。。( ̄▽ ̄)

でもね。
韓国代表妊婦さんはここ最近
足がパンパンに浮腫んで
血圧が140をゆうに超えてしまったらしい。

カロリー計算された管理入院中に
妊娠高血圧症いう診断。
追加のお薬がでて毎食後血圧測定をしている。

「足ガネ〜 ムクンデ、歩クトキ重インデス。
モウお腹モ重イカラ〜辛クテ〜」
と看護師さんに嘆いている。

冷蔵庫のキムチとコチュジャン。。。
そしていつもパリパリポリポリ聞こえてくる
辛いスナック菓子の塩分。
原因は其処に有りかな。。。

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